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) $> ストレスに強くなる「腹式呼吸法」〜セロトニン神経〜
いつも狭山市、入間市、川越市、所沢市、飯能市、日高市などからご来院いただき有難うございます。

当院に通われているお客様の中で、最近多い症状が、「漠然とした不安感がある」や「頭がすっきりしない」、「イライラする」、「何となく落ち着かない」などの不調を訴える方がいらっしゃいます。

これらの症状は、「脳内環境の変化」により生じている症状である場合があります。

私たちの脳内には、感情をコントロール神経があります。

(主な感情をコントロールする神経の役割)

・セロトニン神経・・・喜怒哀楽をコントロールする神経

・ドーパミン神経・・・喜びや興奮の感情に反応する神経

・ノルアドレナリン神経・・・不安や恐怖の感情に反応する神経

この中で、特に重要な神経は『セロトニン神経』で、「ドーパミン神経」と「ノルアドレナリン神経」のバランスを保つ役割を担っています。

このセロトニン神経を活性化させるための方法として、「意識した呼吸法」=「腹式呼吸」が有効です。

「腹式呼吸」のやり方は、とても簡単です。

1.準備として、軽く息を吐く。
2.息を吸う(5 秒)・・・お腹が膨らむのを感じながらゆっくりと吸う。(横隔膜が腸の方へ下がるのを意識する)
3.息を吐く(10秒)・・・ゆっくりおへそが背中に近づくイメージで吐く。(横隔膜が肺の方へ上がるのを意識する)

これを最初は、5分程度から始めます。除々に長くしていきます。

(1日30分以上が目安。期間は3か月以上が目標。※症状の改善傾向を自覚できるようになる期間)

(Point 1) 腹式呼吸法は、始めのうちは気分が悪くなる方もいますが、頑張って続けることで脳内のセロトニン神経が活性化して体調に変化が現れます。
(Point 2) 猫背にならないように注意して下さい。(猫背になると、腹圧がかかるため酸欠状態になりやすく、また横隔膜の働きが阻害されます)

セロトニン神経の活性化は、「痛みを抑制する」、「ストレスに強くなる」などの効果があります。

ストレスは、脳内の「海馬」で記憶、処理されています。

セロトニン神経が活発になると、海馬の働きが抑制され、結果として、ストレスに強い脳がつくられます。

特に、自律神経系の症状(うつ病、適応障害、PTSD(心的外傷後ストレス)、不眠症、認知症予防)などの改善に有効です。

お勧めは、起床時、トイレ時間、就寝時などに定期的に行うことで習慣化しやすいと思います。

この時期(寒い→暖かい)は、体が「急な気温の変化」に対応できないため、自律神経のバランスが崩れやすい時期です。

また、入学、就職、引っ越しなど、環境の急激な変化に心的ストレスが溜まる時期です。

「意識した呼吸法(腹式呼吸)」により、脳内環境は整え、ストレスを効率的に処理する強い脳をつくりましょう。(2016.04.22)