【コラム】“潜在意識”を使えば健康になる!

潜在意識とは、簡単にいうと、自覚できていない意識(本能や直感など)、無意識の行動の部分です。

無意識がゆえに、潜在意識はポジティブにもネガティブにも働きます。

健康や成功につながるのは、もちろんポジティブな潜在意識です!

これは、無心に楽しいこと、好きなことを考えて行動するときに働きます。

たとえば、好きな人同士がうまくいくのもそのためです。

また、子供が好きなこと、楽しいことに熱中しているうちに、「あれ、できちゃった!?」っていう、あれもそうです。

ですから、仕事も「やらなければいけない…」ではなく、「楽しめるようにやろう!」に変換できれば、結果は納得のいくものに結びつくのです。

楽しそうに仕事をやっている人がうまくいくのは、ポジティブな潜在意識が働いているからです。

一方、たとえば、怪談話を聞いたあと、なぜか、普段いるはずがないと思っているお化けをリアルに想像してしまうと、怖さがどんどん増して、なぜか、うしろを振り返ったりしますよね…あれは、ネガティブな潜在意識が無意識にあなたにその行動をとらせているわけです。

つまり、潜在意識を働かせるのは、心の持ちようなのです。

日常生活の行動の9割は、潜在意識による無意識の行動だといわれています。

実は、自分では、ほとんどのことを自分の意志で行っていると思っていても、実際には、意識して行動している部分(顕在意識)は1割程度にすぎないのです。

では、ポジティブな潜在意識をうまく使うためにはどうしたらよいのでしょう。

簡単な方法は、何かを行うときに、得か損とか、やるべきか否かで判断するのではなく、「楽しいか、楽しくないか」または、「好きか、嫌いか」で判断すればよいのです。

つまり、「心がおもむくまま」の行動が大事なのです。

たとえば、叶えたい夢を実現するためには、目の前にある問題、課題に対して、本能や直感に従い、「当たり前にできる!やれる!」と、常に自分に言い聞かせることで、ポジティブな潜在意識が働き始めます。

ポイントは、よりリアルな想像が潜在意識を働かせるのです。

あなたが成し遂げたいことや、望んでいる状況が、「今、まさにそうなっている!」「この先、こうなっていく!」と、よりリアルに想像します。すると、脳は、現実の世界とリアルな想像の世界の区別をする概念がないため、リアルな想像を“現実に起きていること”と捉えるのです。

そして、毎日、何度も何度も、「そうなりたい!」と、想像し続けることで、潜在意識は日常的に働き続けるのです。


健康についていえば、パニックになりそうなときに、「ヤバい!ヤバい!」と焦ると、ネガティブな想像がどんどん強くなり
ます。

そして、その状況から逃れようと必死になればなるほど、パニック状態に陥るのです。

逆に、パニックになりそうなときに、潜在意識を思い出して、「一時的な不安はそのうち消える!体には大して影響はな
い!」と思えれば、脳は現実の世界にとどまり、体にも過剰な反応や行動をとらせないわけです。

つまり、潜在意識が脳をコントロールしているわけですから、普段から、潜在意識を意識した思考を身につければ、自律神経
失調症や神経症的な症状も、自分で改善ができるわけです。

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