自分らしく生きるとは、“自分軸”を持つことです。
自分軸とは、自分に正直に、信念を持って生きることです。
「お母さんからいわれたから…」とか、子供のうちはそれでもいいですが、大人であれば、「なぜ自分がそれをするのか?(理由)」「なぜそうしたいのか?(目的)」を考えることが必要です。
それが自分軸なのです。
たとえば、会社や組織では、声の大きい人や、組織寄りの大勢の意見が常識的な意見となり、個人は言いたいことを我慢し、行動を制限しがちです。結果として、横並びの「無難な生き方」を選んでしまいます。
私もサラリーマンを長年やっていたので、理解できます…
しかし、人は誰でも自由に生きる権利があります。
我慢してみんなと同じような「無難な生き方」をする必要はどこにもないのです。
一度きりの人生ですから、なおさらです。
あなたは「あなたとして生きること」が、あなたの人生のすべてなのです。
まず自分と“向き合うこと”から!
自分らしく生きるために、まずは“自分と向き合う”ことです。
どんな状況でも、自分の気持ちに嘘をつかず、しっかりと自分と向き合うことです。
その中で、自分に問うことです。そうすれば、自分の考え方や在り方、自分を信じる「信念」が見えてきます。
そして、信念を持って行ったことが、もし失敗に終わったとしても、“何が良くなかったのか、何が足りなかったのか”などを検証をして、再び挑戦すればよいのです。
自分を卑下して腐ったり、信念を曲げたりしてはいけません。
大事なのは、失敗から自分の特性を学ぶことです。チャレンジは、自身の価値を見い出す最高の機会です。
そこに、より自分らしい生き方が見つかるのです。
確固たる考え方を持つ!
自分らしく生きるには、自分の指針となる考え方が必要です。
周囲の目や評価を気にして、その場の雰囲気に流されるばかりでは、いつまで経っても、しっかりとした自分の考えにはいたりません。
自分らしさを明確にするためには、自分の考え方をベース(基準)にして、「それについて、自分はどう考えるのか」「今は何を優先すべきなのか」など、常に自問自答する癖をつけましょう!
自分の考え方を持っていれば、何を聞かれても慌てることなく、自分の主張を伝えられます。
そして、相手の考えにも耳を傾けていられるものです。
また、人と考えが違っていたとしても、当然のことと受け止められ、多様な考え方も尊重できるようになります。
そこには迷いや不安はありません。
そして心にもゆとりが生まれ、人と話すことにストレスを感じにくくなります。
しっかりとお互いの考えを伝え合うことは、自分らしい生き方でもあり、相手の人生をより良くするものでもあります。
チャレンジすることこそわが人生!(私の座右の銘は「人生冒険」です)
新しいことにチャレンジすることは、知らない世界への視野が広がり、自分の可能性や新たな視点が見つかるチャンスです。
またワクワクする心にも出会えます。
さらに、自分に気づきをくれる人との出会いも待っています。
理解者、協力者がいて、はじめて成功の扉が開くのです。
ですから、チャレンジしない理由はないのです。
チャレンジする衝動、エネルギーは、好きなこと、楽しいことが大前提です。
なぜなら、脳を動かし、成功の後押ししてくれるのは潜在意識だからです。
やりたいこと、好きなこと、楽しいことなど、本能や直感の部分に潜在意識は働くのです。
興味、関心のあることに果敢に挑戦し、たくさんの経験を重ねた結果、自分の行くべき方向や進むべき道は必ず見えてくるのです。
成功するか失敗するかは結果論でしかありません。
チャレンジで得られた“経験”は、自分らしく生きるための自信になります。
果敢なチャレンジこそが、自分らしさを成長させるのです。
旅は、日常から解放され、非日常を体験することで脳が活性され、ストレスの軽減になるとても良い手段です。
ひとり旅で自分らしさを知る!
特に、ひとり旅はおすすめです!
ひとり旅の良い点は2つあります。
ひとつは、自分の考えをまとめる機会を得られることです。
宿でもよし、移動中の電車の中でもよし。邪魔されることのない空間だからこそ、いろいろな想像を巡らし、あなた
だけの考えに集中できるのです。
もうひとつは、旅のスケジュールから、その手段や目的、行動まで、すべてをひとりで完結しなければならないため、あなたの考え方の癖や特性がよくわかります。
めんどくささや、こだわりなどです。
何をはぶいて、何に集中するか?ものごとを考えるときの取捨選択の部分です。
つまり、時間の使い方、お金のかけ方など、「あなたの価値観」次第で、旅の良し悪しが決まる
からです。
ひとり旅は、「あなたの考え方」を軸に想いを馳せて、「あなたの価値観」を信じて、自由に行動するものです。
だからこそ、楽しく、自分らしく生きる練習にはとても良いのです。
理想の人に成りきる!
「あなたらしい生き方をしていますか?」って、たずねられたら、きっと自分のこれまでの生き方を振り返るでしょう。
それが納得ができていて、すばらしいものであれば、何もいうことはないのですが。
もし、これまでの生き方に納得がいかず、「もっと自分らしい生き方がしたい!」と、考えているのであれば、あなたが理想とする生き方をしている人の考え方や習慣をまねしてみるといいでしょう。
まねをすることはプライドが許さないとか、自分のことは自分でやるべきではという考えはいったんおいておきましょう。
守破離といって、武道や華道をはじめとする芸術の世界で、弟子が師匠の技や教えの型を一から学び、独自の型を生み出し、元の型を守りつつ成長し、原型から離れていくさまをあらわした言葉があります。
ビジネスにおいても、尊敬する先輩の仕事ぶりをまねして自分のものにしていくということがあります。
つまり、より自分らしい生き方を進化させるためには、理想とする生き方をしている人のまねをすることは、ごく当たり前のことであり、最も堅実な方法なのです。
仲間を得ることで道が広がる!
同じ考え方や同じ志を持った仲間と、同じ目標に向かって、切磋琢磨することで、自分の特性や自分にしかできないことに気づけます。
それが、自分らしく生きる核となります。
また、気心の知れた仲間と環境をともにすることで、精神的な安定と、高いモチベーションを維持できます。
また、ひとりではなし得ないことも実現できるようになります。
人生の時間は“有限”です。
ひとりで、苦手な分野でつまずき、悩み、立ち止まるよりは、仲間の力を借りて、自分の得意分野に効率的に時間を使えば、ストレスも少なく、一気に目標に近づくことができます。
仕事もプライベートも、“人生のよきパートナー”に出会えれば、お互いに自分らしい生き方ができるのです。
そして、お互いを尊重し、認め合うことで、人生をさらに楽しめるようになります。